演 目
「愛」のために……
観劇日時/06.10.7
劇団名/グループ森
公演回数/アトリエ劇場 劇・空・間 その六
作・総監修・衣装/小川道子 
演出・照明・音響/瀬田石和実
スタッフ/大勢・割愛
劇場/りとるわんコミュニテイホール

名作路線の現代化

 親子や姉妹や叔母姪たちの関係の中で、お互いを守るために善意の嘘を吐くことによって抜き差しならぬ事態に追い込まれた一族の悲劇が描かれる。
この舞台ではハッピィエンドになっているが、現実には到底こんな結末にはならないだろうと予想される。その意味では甘いが、しかし現代の世相を余りにも映し出し過ぎているから、このような結末にせざるを得なかったのであろう。確かにこのラストシーンは怪しみながらもホッとするのだ。
この集団はこの不自由な空間にこだわって、こういう舞台創りに精力を傾けている。装置もチープで背景画も絵としての価値は判らないが背景としてはリアリティが弱く、演技もオーバーアクションが気になることが多いし演出もパターンで作っているのがアリアリだが、そのひたむきさに惹かれてリトルワンに通っているのだ。