演 目
酔っ払いと椅子と宇宙人と
観劇日時/06.11.8
劇団名/Theater・ラグ・203
公演回数/Wednesday Theater vol.17
作・演出/村松幹男
音楽/今井大蛇丸
音響オペレーター/湯澤美寿々
照明オペレーター/柳川友希
宣伝美術/久保田さゆり
出演/男=平井伸之 女=田中玲枝 妻=高橋久美子
劇場/ラグリグラ劇場

偶然の奇貨

 今回から替わった女役の田中玲枝が、最初の2・3語の台詞を微妙に噛んでしまった。最初は「微かに噛んだな」という程度だったが、2度3度と続くと僕の悪い癖で、そこに何かの意味を勘ぐり出す。
そのとき僕が無理に考えたのは、酔っ払いの幻想としての宇宙人と、彼の憧憬の宇宙人とは、しょせん彼の中では位置の定まらない曖昧な存在の象徴としての表現なのではないのか? とか思ってしまった。
そういえば『棲家』でも、男が受話器を取ったにもかかわらず、呼び出し音が鳴り続け、僕は如何にもホラーっぽく感じられて、演出だと思っていた。ちょっとしたトチリが意外な効果があるのかも知れない。