演 目
あらしのよるに
観劇日時/13.3.1.  19:00〜20:10
劇団名/演劇人 冒険舎
公演形態/深川おやこ劇場三月例会
作/きむらゆういち
出演者/メイ=内藤美佐子 ガブ/杜川リンタロウ
劇場名/深川市中央公民館

劇場の劣悪さに負けない演技の力

 この舞台は絵本で読んで、最近は『えるむの森』という劇団の舞台で感激した曰くつきの舞台作品であり見逃せない。しかし今日の劇場は公民館の講堂という劇場としての設備の全くない不自由な会場だったので不安が大きかった。
 だがラスト前の、ガブが本能を剥き出しにする一瞬はガブが変心したのかと思わせ、そのシーンの迫力はすごいと言え、今までの『あらしのよるに』には無かった狼・ガブの在り様に現実の真実の一面を見たような気がする。
 登場人物が、ガブとメイの二人だけなので、架空の相手役とで展開する場面の演技の巧さと、逆に焦れったさを感じてしまう。これは一人芝居の宿命であろう。
 舞台条件の悪さから、音響と台詞の響きの劣悪さ、舞台背景の雰囲気の悪さなど、特にラストの満月の効果が全く出来ないのは同情すると同時に何とかならないかと気になる。